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なぜか同じようなタイミングで更新されることが多い日本の柔道家小室宏ニ氏と米国のJudo-Player(最近はJudo-Kaで通じるようですが)のRhadi Ferguson扮するスーパー・ヒーロー「ジュードー・クルセイダー」のブログ。 *Rhadi Fergusonは2004年の合衆国オリンピック代表選手で、あのkimbo sliceのいとこと言われています。特にお互い公表したわけではないですが、なんか確かにそれっぽい。 今回は両者ビミョウにシンクロした内容の記事です。どちらも「負けること」について語っています。小室先生のほうは少年部の指導であることから当然ですが、ジュードー・クルセイダーもいつもより簡単で崩した物言いなので、どうも高校生以下の子供たちが対象の様子。 まずはジュードー・クルセイダーのお話を聞いてみましょう。 Losing Sucks, but it is sooooooo good for you. (負けるのはムチャむかつくけど、すんんんんごくいいことなのだ!) おおまかに意訳: --- 勝つことからと負けることから、どっちが学ぶことが多いかといえば、これはもう『負けること』からのほうが多いのだ。負けたらその理由を研究して分析して、その敗因を見つけ出すことができる!(ぬな?やってない?今すぐやるのです!!!) 勝てなかったということは素晴らしいことなんだ。君はもっと強くなれる機会を与えられたのだから。そのことを感謝しよう。そうすれば負けることへの恐怖心はなくなる。 強くなることへの挑戦の一連の作業の流れに「負ける」ことも組み込んじゃいなさい。それが真のチャンピオンへの道なのだよ。 「負け」は君をもっと厳しい環境のときにも強いままでいられる機会を与えてくれるんだ。 --- 負けることを怖れない心構えを作るには、敗北そのものを「真のチャンピオン」への過程のひとつとしてあらかじめ勘定にいれておく・・・とジュードー・クルセイダーは述べております。続き --- かつて私は勝てなかったとき、すぐに顔に笑顔を作ったもんだ。 ぜ~~~ったいタオルとかなんかを床に投げたりしちゃいけない! ま、実は私も何度かやっちゃったことあるけどね。ところがだ、後になってビデオなんかで自分を見たら・・・まるで自分が自分じゃないどっかの大ヴァカものに見えるんだ、これが。しかし確かにその日そのとき私はそんな大ヴァカものだったわけだ。そしてそのとき私を見ていた人や審判もそういう風に思っただろう。だからハラワタにえくりかえっていても、表面は冷静を保つのです! --- 自分のかつてのあやまちを例にあげ諭してるわけですな。 --- 負けは確かにむかつく。んがしかし!またそんな状況を審判から作られたらたまったもんじゃないだろう?審判達は象と一緒だ*。 彼らはどんなことでも忘れない! --- (-_-;)?なんか話がネタっぽくなってきてませんか?ジュードー・クルセイダー。 *An elephant never forgetsという英語の諺のことでしょう。 --- 今日はここまで!次回は勝つためにどう審判とつきあうかだ!さらば!! --- 次回予告がオチになっとるし。 (-_-;) 実際審判に「この選手は・・・」みたいに先入観もたれたり、試合中に思われたら色々不都合だもんね。精神的訓示とひっじょーに功利的なネタ(半分本気)がみごとに融合したジュードー・クルセイダーでした。 片や日本のセンセイ、小室先生です。 少年柔道の掛け逃げ 少年柔道でも見られるという掛け逃げの話からはじまり、柔道の基本・しっかり組んで投げることの重要さ、そして 親御さんから 『先生、うちの子が勝てないんです。うちの子を勝たせてください』 そんな言葉はもう聞き飽きました!(怒) ( ̄□ ̄;)!小室先生が赤字で怒ってますよ! --- 今は勝てなくても良いんです。 その場しのぎで勝たせたところで、すぐに選手として潰れるんです。 今大事なのは、 努力する習慣を身につけること。 一本を取れるしっかりとした技を身につけること。 そして人間性を育むこと。 --- さらに子供のうちから勝ちつづけることのメリット・デメリットをあぶりだし、過去のデータでそれを実証してみせる小室先生。さすがツ*バだ、理屈っぽい(笑)。 (でも体育学群は他の学群の校舎とちょっと離れてるんだよなあ) --- 進学していけば、それだけレベルも高くなり、怪我も増え、 勝ち続けることの難しさを痛感していきます。 そして多くの選手が、心身共に燃え尽きてしまいます。 そんな訳で、長々と説明しましたが、 小学生のウチは、そんなに勝ちに拘らなくて良いのです。 それでも勝ちたい場合、攻略法を教えましょう。 --- おお??なんと攻略法がある? --- それは[寝技]です! 掛けられて潰れて、取れる寝技技術がないから判定で逃げられるのです。 一本を取れる技術があったら、怖くて掛け逃げできませんよね。 --- え~と。確かに小室宏ニといえば寝技、掛け逃げには寝技で対抗するというのは筋が通ってますが。 --- だから僕は、掛け逃げ選手が大好物です。 掛け逃げ選手には、寝技!これ定番です。 --- 「大好物」ときてまるで「炊き立てのご飯には、熱いお味噌汁!」みたいな・・・やはりこちらもネタでしめましたか(爆)。 どんな場面でもそうなんでしょうがやはり話上手というか、ネタみたいにおもしろくしながらきちんと真意を伝えることのできる「指導者」’は信頼できます。
by koolpaw
| 2008-01-25 03:16
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